大腸肛門センター

大腸肛門センター

大腸肛門センターの説明風景

我々は、患者様との一期一会を大事にしていきたいという思いがあります。
これをかなえるために病気・生活に「早期介入」することで「個別のニーズに沿った」「からだにやさしい検査・治療」を提供し、お互いが良い関係で「末永いトータルケアのおつきあい」ができるようにしていきたいと考えております。
当院での手術は日帰り~短期滞在手術を中心とした成人の痔、胆石症と胃・大腸の腹腔鏡手術を行っております。

診察の内容

大腸肛門を中心に様々な消化管症状に対応しております。便秘・下痢、下血、腹痛などおなかとおしりにまつわるお悩みの方から嘔気・嘔吐、胃痛などの訴えまで様々な方がいらっしゃいます。
来院時は専用の問診票がございます。来院時の注意点としてはすでにおかかりになっている病名、既往症、内服薬などの情報があればわかるようにしていただけるとスムーズな診療が行えます。

専門外来(予約制)

専門外来(予約制)へご相談ください。

肛門専門外来

火曜日、木曜日※祝祭日除く

13:30~17:30

専門医:迫田 哲平

一般外来の外科の診療予定につきましては 外来案内をご確認ください。

検査の流れ

詳しい問診や診察の後、必要に応じて肛門鏡、肛門内圧検査、内視鏡検査などを予定します。リアルタイム画像をみながら説明を加えるため理解が深まるのを実感できます。いずれの検査の後も詳しい説明を行います。

検査機器の紹介

肛門鏡

肛門鏡

デジタル写真で記録が残ります。写真をご呈示することで、病態把握や治療効果の評価、患者様のご理解に役立ちます。

肛門内圧検査

肛門内圧検査

主に便漏れでお悩みの方の客観的評価として有用です。

内視鏡

内視鏡

精密検査の精度が高く、治療の適応に関しても的確な判断が可能です。患者様の苦痛が少なくなるように取り組んでおります。

超音波検査

超音波検査

痔疾患、下肢静脈瘤、胆石症、術前の心臓機能・頸動脈評価などの精密な評価に非常に有用です。全身を侵襲なく評価することも得意な検査です。

CT検査

CT検査

超音波検査と相補的に活用することでより精度の高い診断をつけることが可能です。

手術に関する概要

病院設備:日本外科学会外科専門医制度関連施設です。

対象疾患:肛門疾患、胃・小腸・大腸疾患、ヘルニア(鼠径・大腿・腹壁瘢痕・食道裂孔)、急性虫垂炎、胆石症、急性腹症全般など。

手術の特徴:手術症例を多数重ねた経験豊富な医師が診療します。
※大腸がん、胆石症、鼠径ヘルニアに対しては腹腔鏡手術に積極的に取り組んでいます。
※内痔核の治療には痛みがなく管理が容易なジオン注(ALTA注療法)を日帰りまたは1泊2日入院で対応しています。ただし適応は限られておりますのでまずは肛門鏡による診察が必要です。

術前の流れ

  • (1)外来にて診察後医師より病状説明と治療内容について説明します。
  • (2)必要な検査を追加します。原則として外来で検査します。
  • (3)手術日や準備などについて担当者からご説明いたします。
  • (4)入院後(または外来で)術前検査結果について原則ご家族同席にて説明します 。

日帰り~入院期間

各種料金

<手術前検査>

※ディスプレイを左右にスクロールして情報を閲覧下さい。

自己負担 1割 自己負担 3割
約2,000円~5,000円 約5,000円~15,000円

<外来>

※ディスプレイを左右にスクロールして情報を閲覧下さい。

  自己負担 1割 自己負担 3割
ジオン注射療法 約5,000円 約15,000円

<入院>

※ディスプレイを左右にスクロールして情報を閲覧下さい。

  自己負担 1割 自己負担 3割
痔核手術 約30,000円 約70,000円
痔瘻手術 約15,000円 約50,000円

大腸肛門疾患と手術について

肛門の主な疾患と手術

前例の写真

①内痔核(血栓性)外痔核

肛門管の粘膜の静脈瘤による静脈瘤型、cushionが破壊された粘膜脱型、あるいは混合型の形態をとります。脱出・新鮮血下血、疼痛などを伴う病態です。食事内容や排便習慣、排便姿勢などの見直しが必要です。急に肛門が痛くなったら血栓性外痔核の可能性を考えます。上記のような症状にお困りで保存的治療による改善がみられないときは手術を考慮します。
手術としては結紮切除術またはジオン注またはゴム結紮などがあります。

*ジオン注治療は積極的に日帰り手術で対応しております。

②痔瘻

肛門陰窩から大腸菌が感染し増殖したなれの果てに膠原線維に置き換わった時にできる通り道です。おしりにできた蟻の巣の様なイメージです。

③肛門狭窄(こうもんきょうさく)

大きく分けて肛門括約筋が異常に緊張している機能的な状態と過去に肛門手術を受けた瘢痕創により狭窄している器質的な状態があります。

④直腸脱

経産婦のご高齢者で肛門底筋群の支持組織が非常に疎になった状態で便秘などで腹圧が強くかかる排便時あるいは常時直腸粘膜が反転して脱出する状態です。

⑤裂肛

強いいきみがもとで肛門管歯状線外の粘膜が裂けてしまいます。適正な便にしてあげて排便週間を改善することで1週間もあれば改善しますが、慢性化した場合や内痔核に伴う場合,肛門狭窄に伴う場合などは手術の適応になることもあります。

手術室

Q&A

痔疾患

おしりの病気にはどんな種類がありますか?

胃癌

胃癌とはどのような病気ですか?
症状にはどのようなものがありますか?
どのような検査が必要ですか?
どのような治療方法がありますか?

大腸癌

大腸癌とはどのような病気ですか?
症状にはどのようなものがありますか?
どのような検査が必要ですか?
どのような治療方法がありますか?

腹壁瘢痕ヘルニア

腹壁瘢痕ヘルニアとはどんな病気ですか?
腹壁瘢痕ヘルニアの症状はどのようなものがありますか?

食道裂孔ヘルニア

食道裂孔ヘルニアとはどんな病気ですか?
食道裂孔ヘルニアの症状はどのようなものがありますか?
食道裂孔ヘルニアの治療法を教えてください

疾患解説ページのご紹介

各疾患について詳細に解説されていますのでご参照ください。