病院概要

診療放射線課

診療放射線課の内観写真

私たち診療放射線課は、診療放射線技師2名、補助員1名の3名で構成されており、「被験者様の想いを画像に込めて」を理念に掲げ、被験者様の有益になる様少しでも多くの情報を1枚の画像に写すことができるよう日々撮影技術の向上と最新の知識の習得に努めております。

施設紹介

電子画像管理システム/一般撮影装置/デジタルX線TVシステム/全身用X線CT診断装置/移動型X線撮影装置/外科用X線TV撮影装置

診療放射線の機械1
診療放射線の機械2

たくさんの機能を高い品質で早く処理できる全身用X線診断用CT装置

当院では、「GE横河社製Bright speed elite SD(16列マルチスライスタイプ)」という装置を使用しています。16列マルチタイプは、1度の照射でこれまでの16倍の画像データを得る事が出来ます。
これまで、20cm幅の検査部分であれば、通常20枚の画像で診ていたのが、最大320枚の画像データで診る事が出来ます。この詳細な輪切りの画像データを基にして、色々な画像処理をかけ、必要に応じて様々な画像を専用のコンピュータを使い再構成して作り上げていくことができます。その代表的なものをいくつか紹介いたします。
まず、多断面再構成法です。これは、頭部、お腹の輪切りの画像から、縦軸や、正面軸の断面の画像を作ることです。これにより、色々な方向から体の内部を見る事ができ、病変部分の大きさや形状などを的確にとらえることが容易になります。
二つ目は、VR画像処理です。これは、世間一般にいう3Dと言われる立体画像です。これも輪切りの画像から作りますが、使用する画像データの値を変えることによって、骨の立体画像や、空気部分の立体画像、また、血管造影剤という血管を染めるお薬を使用すれば、診たい部分の血管だけの立体画像を作ることができます。この立体画像を上下左右自由自在に動かして見る事もできます。
この手技を応用した検査に仮想内視鏡的CT大腸検査(コロノグラフィー)があります。これは、大腸内をきれいにして、大腸内に空気を入れ、撮影し、あたかも内視鏡で大腸内腔を覗いている様な動画を作る検査です。あくまで、仮想的な画像なので、簡易的な検査であり、バリウム検査や大腸内視鏡検査には劣りますが、大腸内視鏡検査がきつくなられた高齢の方や、内視鏡が入りにくい方、内視鏡はきついから、簡易的な検査を希望される方には、大変有効です。

患者様の安全と安心を追求したデジタルX線TVシステム

当院では、「東芝社製ZEXIRA」という装置を使用しています。この装置の最大の特徴は、寝台が最低床上56cmまで、下げる事ができ、車いすや寝台で移動する患者様でも安全に乗り降りする事が出来ることです。
また、寝台の天板は、患者様をやさしく包み込むような曲面と素材を使用する事で、長時間の検査にもやさしく対応できます。患者様の安全性と快適さを追求し、いろいろな分野の診療に対応できるように高画質、多機能な装置です。