2021年花粉症シーズン到来!花粉症と新型コロナウイルス感染症の違い

【2021年03月01日】

早いもので今年ももう3月に入りました。
春のように暖かい日もあれば、真冬のように寒い日もあり、激しい気温差に振り回される日々です…。
そんな中、今年も花粉症の時期がやってきました。

今年の花粉飛散量は、例年比では少ないながら、前シーズン(前年)と比べるとやや多いようです。

(前シーズンの飛散量が非常に少なかったため)

 

なぜ花粉症になるのか?

花粉などのアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が体内に入ると、体内で「IgE抗体」が作られます。

アレルギー症状は、この「IgE抗体」による作用なのです。

同じように花粉を吸いこんでも、花粉症になりやすい人となりにくい人がいるのは、体質的にIgE抗体が作られやすい人と作られにくい人がいるためです。

また、花粉を吸いこむ量が多いほど発症しやすくなります。そのため、花粉が多く飛散している地域に住んでいる人は花粉症を発症しやすくなると考えられています。

 

花粉症と新型コロナウイルスの症状の違い

症状 花粉症 新型コロナ
ほとんどない ある
だるさ・倦怠感 ほとんどない ある
ない ある
鼻水・鼻づまり ある ほとんどない
くしゃみ ある ほとんどない
目・鼻のかゆみ ある ない
味覚・嗅覚障害 鼻づまりの影響である場合もある ある

症状には個人差がありますので目安としてお考えください。

 

花粉症と新型コロナウイルスの症状は似ています。

また、どちらも人によって症状が様々で、判断するのは困難です。

 

花粉症は、花粉の飛散量によって症状が軽くなったり、重くなったりします。(雨が降った翌日や、気温の高い日、風の強い日は花粉が多く飛散すると言われています)

スギ花粉の飛散のピークは4月ごろまで続きます。

今年は新型コロナウイルス感染症も流行しており、ますます判断が難しくなることが予測されます。いつもの症状と違うかも?と感じた場合は、早めにかかりつけ医等にご相談ください。